室内環境と健康の関係

「いつまでも健康で元気に過ごしたい」

これは誰もが想うことではないでしょうか。

健康に過ごすために運動や食事に配慮している!というのはよく聞く話ですが、健康のために室内環境を整えている!という話はなかなか聞きません。

室内環境と健康?そんなの建築会社だから言っているだけでしょ!と思うかもしれません。たしかに建築に携わるからこその情報発信ではあります。

が、実際にこの関係が2014年から5年間かけて国土交通省が行った「スマートウェルネス住宅等推進事業調査」の分析結果から科学的に解明されています。


今までの当たり前は本当に当たり前?

冬は寒くて当たり前。

夏は暑くて当たり前。

通気を良くしないと木は腐る。

というようなことが今までの日本の住宅では当たり前として語られてきました。

ですが本当にそうでしょうか?

50年に一度、100年に一度と言われる災害が毎年のように発生している今の気候環境で、過去に当たり前とされてきたことをそのまま受け入れていいのでしょうか?ひょっとして今まで当たり前だと思っていたことが実は間違えていたから今のような状況になっているのではないだろうか?と思ってしまいます。


つぎて建設では、家を作ることは未来をつくること!と考え、これからの未来に責任ある当たり前を築き上げることに取り組んでいます。

「家つくりは未来つくり」というミッションを掲げて最善の家つくりに取り組んでいます。


住まいとは。

住まいとは・・・お客様が生活をする器であるとつぎて建設では考えます。

生活の基盤であり日々の生活と絶対に切り離せない関係にあることは言うまでもないかと思います。

その生活の基盤である大切な住まいの環境がもしも良くない環境であったとしたら?

自分のお子さんや親と暮らす住まいの環境が、大切な人の健康を損ねてしまう環境だったとしたら?

考えたくないですよね。

住宅は一生に一度と言われるとても大きな買い物です。

とても大切な買い物を間違えてしまわないように十分に検討してみてください。


スマートウェルネス住宅等推進事業調査

ここで冒頭にお伝えしたスマートウェルネス住宅等推進事業調査のデータを少しお伝えいたします。

室温と健康の関係について

①. 室温が10℃下がると血圧が10㎜Hg上がる

②. 洗面脱衣室の温度(床上1m)が14℃未満の家の場合、14℃以上の家と比べて糖尿病のリスクは1.64倍

③. 居間の温度(床上1m)が12℃未満の家の場合、18℃以上の家と比べて心電図の異常所見は2.18倍

④. 居間の温度が1℃暖かいと脳年齢が2歳若い 5℃暖かいと10歳若い(最低値15℃以上)

⑤. 寝室の温度7.7℃(寒い家)の人は13.8℃(暖かい家)の人よりも2.2倍寝つきが悪く2.3倍途中覚醒する

⑥. 居間の温度が平均14.7℃の場合要介護年齢が77.8歳に対して17.0℃の場合80.7歳と2.3℃の差で約3歳の差が表れる

⑦. 床付近の温度が3℃以上下がると、つまずき・転倒が2.3倍、骨折・ねんざが1.8倍に増える

⑧. 居間の温度が3℃上昇すると腰痛の頻度が0.8倍に減る

といったようなことがあげられています。

つまり、住環境と家の中の寒さには密接な関係があり、循環器疾患・高血圧・糖尿病・脳の老化・睡眠の質の低下・転倒骨折・要介護状態のリスクなどは、生活環境の基盤である住宅を良いものにすることで改善できるということです。


温かい家に住むことは健康に良い!さらに、、、。

温かい家に住むことが健康に良いということが分かっていただけましたでしょうか?

更に付け加えると、2018年にWHO(世界保健機構)から世界の標準として「冬季の最低室内温度を18℃以上とすること」ということが発表されています。

イギリスでは賃貸のアパートであっても18℃を下回ると改善命令。16℃を下回ると取り壊しの命令が出されます。

日本では夏の暑さ、冬の寒さは当たり前で我慢するもの。と、考えがちですが、家の中まで我慢する必要はないのです。

多くの人が健康に年を取り健康寿命を延ばすことは国の保険料を減らし税金を適正に利用することができたり、性能の良い家にすることで省エネルギーを実現することができ、二酸化炭素の排出量を減らし、ゼロカーボン社会の実現に貢献することで地球温暖化の防止につながります。

今までの35年ローンが終わった時に価値が0になってしまうような住宅を購入するのではなく、子供や孫の代まで資産として残せる家をつくることで、豊かな生活を子孫に残す。

そんな未来を実現できる家つくりを一緒にしていきませんか?

豊かで明るい未来の実現!そのために今できること!

つぎて建設ではそのことを本気で考え取り組んでいます。


家つくりをお考えの方は是非ご相談ください。


代表取締役 太田嘉洋