1923年9月1日11時58分 相模湾北部を震源とし関東大震災が発生しました。
今年はそれから節目の100年になりました。
今後の震災対策について投稿しておきます。
ハザードマップ
さいたま市中央区に関連するハザードマップはこちらをご参照ください。
【さいたま市直下地震による建物被害の分布状況】
【内水】
内水とは、下水道の排水能力を超える大雨によって発生するはん濫のことです。
日頃の備えや避難に役立て、自助・共助の参考にしてください。
お住まいの地域の浸水深を確認し、安全に移動できる避難ルートを確認してください。
雨の降り方や土地の形状の変化などにより、浸水区域や浸水深が地図と異なる場合もあるため、複数の避難ルートを考えておきましょう。
(内水情報)
https://www.city.saitama.jp/001/006/003/002/001/p078773_d/fil/tyuuouku_jouhoumen.pdf
(内水地図)
https://www.city.saitama.jp/001/006/003/002/001/p078773_d/fil/tyuuouku_tizumen_1.pdf
【河川の氾濫】
(荒川・入間川地図)
荒川・入間川版洪水ハザードマップは、想定される最大規模の降雨(72時間の総雨量が荒川流域で632mm、入間川流域で740mm)が降ったことにより、河川が氾濫した場合のシミュレーションマップです。
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/002/003/p008311_d/fil/ara_iru_tizu.pdf
(鴨川・鴻沼川・新河岸川)
鴨川・鴻沼川・新河岸川など版洪水ハザードマップは、想定される最大規模の降雨(鴨川流域で24時間の総雨量674mm、新河岸川流域で2日間の雨量746mm)が降ったことにより、河川が氾濫した場合のシミュレーションマップです。
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/002/003/p008311_d/fil/kamogawa_tizu.pdf
さいたま市防災カルテ(中央区)
さいたま市では中学校区に合わせた防災計画を作成しています。
〔与野東中学校区〕
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/002/001/p047531_d/fil/3-05-1.pdf
防災上のポイント
【耐震化】多くの建物被害が想定されているため、耐震化率の向上が必要。
【避難】人口密度が高い地域のため、円滑な避難誘導の実施が必要。
〔与野南中学校区〕
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/002/001/p047531_d/fil/3-05-2.pdf
防災上のポイント
【耐震化】多くの建物被害が想定されているため、耐震化率の向上が必要。
【水害】地域に水害の危険性が高いエリアがあり、迅速な情報伝達体制や、自主防災組織等による安全な避難体制の構築が必要。
【避難】人口密度が高い地域のため、円滑な避難誘導の実施が必要。
〔八王子中学校区〕
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/002/001/p047531_d/fil/3-05-3.pdf
防災上のポイント
【耐震化】多くの建物被害が想定されているため、耐震化率の向上が必要。
【水害】水害の危険性が高い地区となっており、迅速な情報伝達体制や、自主防災組織等による安全な避難体制の構築が必要。
〔与野西中学校区〕
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/002/001/p047531_d/fil/3-05-4.pdf
防災上のポイント
【耐震化】多くの建物被害が想定されているため、耐震化率の向上が必要。
【火災】火災焼失の危険性が高い地区となっており、避難や初期消火体制等での自主防災組織等、共助の活性化が必要。
【避難】人口密度が高い地域のため、円滑な避難誘導の実施が必要。
このように地区に合わせた防災対策が記載されていますので参照にしてみてください。
また、上記の中央区全ての地区で耐震化率の向上が求められています。
熊本地震や東日本大震災では建物が倒壊することで道路を塞いでしまい非難することができなかった。非難が困難だったという事態が発生しました。
熊本地震 震災前
熊本地震 震災後
家などの建築物が倒壊すると自分の家が無くなることもそうですが、道を塞いでしまい、避難の障害になることや緊急車両の通行を妨げて復興を遅らせる原因となってしまいます。耐震化率を向上することは地域の人の命を守ることに繋がります。
防災の日は建築士としての自分の使命を改めて確認する日でもあると感じています。
防災の備え
日本に住むからには地震は必ず発生します。
こちらの図は、地震調査研究推進本部が2018年に発表した「全国地震動予測地図2018年版」の抜粋です。太平洋側の南海トラフ付近の地震の発生確率がとくに高く確率が26%以上の濃い赤で示されていることがわかります。
また、南海トラフの将来の地震発生の可能性として、同じく地震調査研究推進本部では、M8〜9クラスの地震が30年以内に発生する可能性が70〜80%とも発表されています。
降水確率が70~80%の時には傘を持って備えるのと同じように地震にも備える必要があります。また、30年以内とされていますが1週間後も30年以内ですし、明日も30年以内です。
ここで災害に備える商品をご紹介します。
このような商品も取り扱っています。
ご希望があればお気軽にお問い合わせください。
今回のブログは防災に対してのメモ書きの要素もあります。
さいたま市中央区の防災の件で気になった際は是非お立ち寄りください。