ゴールデンウイークも終わりこれからいよいよ夏の暑い季節がやってきます。
近年は地球温暖化の影響と言われる中、台風の被害なども大きくなってしまう傾向もあります。
そのようなこともあり事前の準備として、今回はハザードマップについてお伝えさせていただきます。
これからの本格的な台風シーズンに備え、ご自宅の周りのハザードマップについてこちらの記事を参考にしながら是非一度ご確認しておいてください。
いざという時に慌てることなくお役に立てるかもしれません。
実際に使いやすいハザードマップ
実際に私が使ってみて使いやすいと感じたハザードマップは国土交通省が運営するこちらのものが使いやすかったです。
ハザードマップポータルサイト
こちらはご自宅の住所を入力するとその地点の災害種別ごと(洪水・内水/土砂災害/高潮/津波のリスク/道路防災情報/地形分類)に確認することができます。
一度使ってみてください。
次に表記にある災害の種別について説明します。
洪水・内水
洪水は、大雨や台風など自然災害によって河川や湖沼などの水が増加し、それが地上にあふれ出す現象になります。 洪水は地球上で最も頻繁に発生する自然災害の一つであり、多くの人々や動物、建物に被害をもたらします。
洪水が発生する主な原因の一つは、降水量の急激な増加です。近年では地球温暖化の影響と考えられるゲリラ豪雨や数十年に一度と言われる台風が頻発するなど降水量の急激な増加の原因が頻発していることもあり特に注意が必要かと思われます。
また、洪水と一緒に取り上げられていますが分かりづらいのが内水と言われる内水氾濫のことです。こちらは人の手で管理されている水域・貯水池などから水があふれ出す現象になります。人の手で管理されている水域には市街地を流れる側溝や排水路、地域によっては下水道なども含まれます。
どちらも表面的には道路などに水があふれる状況になるため一緒に取り扱われます。
避難シュミレーションをする際はハザードマップに色表示されていない場所を通って非難する計画を立てましょう!
土砂災害
土砂災害は、山やがけがくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水と混じって流れてきたりすることによって人命が奪われたり、建物を押しつぶしたりする災害のことです。日本では、大雨や地震、火山の噴火などがきっかけで発生します。土石流、がけ崩れ、地すべりなども土砂災害に含まれます。
土砂災害は、長雨などの影響で急な斜面で突発的に発生するなど、正確な予測が難しい災害の一つです。
基本的にはそのような場所に住宅を建てることは禁止されていますが、造成地などの場合は注意が必要です。
山間部での植林や干ばつの活動を適正に行うことは、Co2を減らすことと同時に土砂災害のリスクを減らすことにも繋がっています。
高潮・津波
高潮と津波は海での事象の為、埼玉に住んでいるとあまり影響がないのですが、海に近い方でこちらの記事を読んでいただいているかたのために。
高潮は発達した低気圧や台風によるもの、津波は地震によるものと言えるかと思います。
高潮
大気圧が低い(低気圧や台風)ということは周りに比べて空気の圧力が低いため海面が上昇します。
大気圧が1㍱低下すると海面は1㎝上昇するとされています。
低気圧の中心の気圧が周りよりも100㍱少ないと海面が100㎝=1m高くなるということになります。
また、湾などのように奥に伸びていく地形の場合、風向きなどによりその上昇幅が大きくなる現象があります。
海面の上昇は風向きが湾口から湾奥に向けて吹いている、風が強い、湾の長さが長い、湾の水深が浅い、ほど海面上昇が大きくなるようです。
津波
地震や火山の噴火によって海底で発生したエネルギーが海面を大きく変動させる現象です。
そのエネルギーはとてつもなく大きいこともあり、地球の裏側で起こった地震や火山の噴火が原因で日本に影響があることもあります。
台風などと違い予測をすることがほぼできないため、事前の対応をすることはまずできません。地球の裏側であれば波の到着までは時間がかかるので慌てずに動けば対策できますが、近海の場合は大至急高い場所に避難する必要があります。
道路防災情報
道路の冠水想定箇所や非常時に通行規制区間となるところを表示しています。
非常時にはその箇所を通ることはできないので事前にチェックしておくことは非常に重要です。
地形分類
その土地の成り立ちを表してくれます。
確認することでその土地の特徴を知ることができます。
広域で見ると埼玉県の平野部は荒川と利根川の堆積物でできているということが良くわかると思います。
※いずれも過去のデータに基づく予測ですので必ずこの図の通りになるというものではありません。
万が一の事態が発生した場合は、必ず命を優先する行動をとってください。
家を建てる場所を検討する際にもご活用ください。
ハザードマップは家を建てる場所を検討する際にも必要な資料です。不動産屋さんで教えてくれることもありますが、こちらを利用して自分で事前に調べることもできます。
また、弊社ではJHS事業者登録も済ませているため、検討中の住所があればハザードマップでは分からない地盤状況についても調べることができます。
ご検討中の土地があればお気軽にお問い合わせください。