正しい暖房器具の使い方

冬場に最も電力を消費する家電は?

エアコンと言えば最も電力を消費する家電!というイメージをお持ちかもしれません。

ですが、それって、断熱機密性能の低い家でのお話です。

断熱気密性能に優れたお家の場合、最も優秀な暖房器具はエアコン+サーキュレーターが正解です。

エアコンはヒートポンプの機能によって同じエネルギーから多くの熱量をつくりだすことができます。ですので、電気ストーブ・ホットカーペット・オイルヒーター・こたつなど1のエネルギーから1の熱量をうみだすものよりも省エネになります。ただし、エアコンから生み出せる熱は空気熱のため、暖かい空気は軽く室の上部にいってしまいます。そこで、サーキュレーターや扇風機を利用して上にたまったあたたかい空気を下方向に対流させることで均一に室を温めることがおすすめです。


内燃機器と結露

さて、ここまで出てこなかった灯油ファンヒーターやガスファンヒーターですが、こちらは内燃機器といい、燃料(炭素(C)と水素(H)と酸素(O)の混合物)が燃えることで二酸化炭素(CO2)と水(H2O)になります。

灯油の入ったポリ缶を持ったことがあるかと思いますが、あの重さは燃えたら消えてなくなるというものではないのです。

二酸化炭素で空気を汚して空気中の水分量を増やします。

これが外で燃やすたき火であればまわりにある圧倒的な外気で薄まってしまい特に問題にはなりませんが、室内で燃やす場合はちょっと違います。

室内のある程度密閉された空気の中に水蒸気として水を増やし続けるので結果として結露が発生しやすくなります。


空気を汚して結露を誘発してしまう。

今までの「すき間風がある」「夏暑くて冬寒い」という家であれば屋外の気候条件と変わらないので問題はないかもしれませんが、これから求められる省エネルギー住宅には適合しづらい暖房設備ではないでしょうか?


高性能住宅の価値

省エネルギーは今の時代に求められている要素です。

ガソリンなどの化石燃料はこの先30~40年で枯渇するとも言われ、それを背景にアメリカでシェールガスが広まったり、自動車メーカーが電気自動車にシフトしたりという動きがすでに出ています。

つぎて建設が事業として取り組んでいる住宅の分野でもZEH住宅の普及に向けた取り組みが進んでいます。

高性能(高気密+高断熱)住宅はこの先の家づくりにおいて絶対に外せない要素です。車に例えるならばエンジンとハンドルとブレーキです。

「この車安いんですけどブレーキが付いてないんですよ」という車は買わないですよね。


高性能にすることでその後の生活が省エネとなり月々の光熱費が変わります。

良いものを買って長く使う。

このことがこれからの生活に求められる価値ではないのかと考えます。

是非、省エネルギーで快適な生活をお過ごしください。


ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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家つくりは未来つくり【未来家(ミライヘ)】

つぎて建設株式会社

担 当:太田嘉洋

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