11/26に開催した家づくり教室の一部を記載します。
「詳しく知りたい」「よくわからない」という方はお気軽にお問い合わせください。info@tsugite-k.co.jp
これからの家づくりに必要な言葉を知ろう①
まず初めに国語の授業
「これからの家づくりに必要な言葉を知ろう」ということで、家づくりに必要な言葉について説明します。
ZEH(ゼッチ)
ゼロエネルギーハウス(ZeroEnergyHouse)を略した言葉です。
【住まいの断熱性能、省エネルギー性能を良くして使用するエネルギー(マイナス)を少なくする】+【太陽光発電などつくるエネルギー(プラス)】を合わせて
=0にする住宅(House)ということです。
ですので、太陽光発電パネルをたくさん載せてトータル0にするという発想はNGです。
断熱
建物の外側の空気と触れる部分を断熱材を使用して熱の出入りを遮ることです。
良い断熱材はコートやダウンジャケットというイメージです。
人間の場合は「洋服」や「着るもの」と言いますが、家の場合は「外皮」と言います。
つぎて建設ではこの外皮にLIXILのSW(スーパーウォール)工法を採用しています。
過去の工務店勤務時代に現場監督として100棟以上の施工実績を持ち、その中で色々と考えたどり着いたのがSW工法です。弊社ではお客様のためを考えSW工法を採用しています。
気密
辞書などで見ると気体が流通しないように密閉された状態のことです。
家づくりでこの言葉を使う場合は家のすき間のことです。
家は屋根・壁・床と別れた部材が組み立てられ、サッシやドアなどの部品が組み合わされているためそれぞれに小さなすき間ができます。
すき間が大きいとそこからエアコンで温めたり冷やした空気が逃げてしまいます。
また、その逆で外の暑かったり寒かったりの空気が入ってきてしまいます。
ですので家のすき間は出来るだけ小さいほうがエネルギーの無駄が小さくななります。
弊社の採用しているSW(スーパーウォール)工法では全棟気密測定が必須です。
断熱と気密がセットで初めて建物の性能を数字で表すことができるのです。
壁の断熱がしっかりとできていてもサッシが全開だったら部屋の中の温度は保てないのと同じことです。
理科の授業でもお伝えしますがパッシブ設計を取り入れることで夏も冬も省エネで快適な室温・住環境を目指すことができます。
断熱と気密へのこだわりは必須項目です。
外皮
断熱の部分でも触れましたが建物が外側の空気と触れる部分です。
言葉だけでは理解しづらいと思いますので下の図を参照してください。
窓(サッシ)
窓は皆さんご存じだとは思いますがここで言う窓(サッシ)は
窓の材質を伝えさせてもらいます。
窓の材質には木製・アルミ・樹脂とあります。
輸入サッシに多い木製サッシですが乾燥した気候の地域では断熱性能に優れ比重強度も高いため良いサッシなのですが、日本の場合どうしても高温多湿な時期があるので長期的なメンテナンスという点で見た場合、木材が空気中の湿度の影響で曲がり・反り・腐れが発生する可能性があります。
アルミサッシは他のものに比べても強度・耐久性は優れています。が、断熱性や防露性では劣ります。冬にアルミサッシの枠だけ結露しているのはその弱点が原因です。
樹脂サッシはアルミの欠点である断熱性・防露性は優れています。が、アルミと逆で強度、耐久性に劣ります。全て樹脂サッシというものがありますが、大きなサッシの場合は中に鉄製の芯材が入っているので重くなるなどの欠点を抱えています。また紫外線による劣化も気になります。
そこで弊社では外側アルミ・内側樹脂で出来たハイブリットサッシを採用しています。
各部材へのこだわりも良い家を創るためのつぎて建設のこだわりです。
「これからの家づくりに必要な言葉を知ろう②」へつづく